千葉市花見川区幕張のピアノ教室 あなたの演奏を劇的に変えるメゾフォルテ

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腱鞘炎の要因にもなるマムシ指

入会間もない生徒さんで手首に力を入れすぎてる方がいます。
 
特に和音を掴む時が大変
 
右手は利き手なのでそうでもないのですが、左手は指先が弱いから頑張らなきゃ!っていう、気持ちがあるんだと思うのです。
 
体ってうまくできているもので、弱い所があったら別の所でそれを補おうとするんでしょうね。
 
指の関節が弱いから無意識に手首っていう大きくて頑丈な関節がおいらに任せろ!ってな具合で、ニョキ〜って出てきちゃうのかな。
 
手首が頑張れば頑張るほど指は腑抜けになってきちゃうっていう悪循環です。
 
更に親指がマムシ指なので和音を掴むときは、親指の支えがきかないからその分手首が支えようとして上がってしまいます。
 
「マムシ指」で検索すると親指の第1関節から先が短い状態をいうみたいですが、ピアノの世界では親指の第2関節が潰れてしまうことを言います。
 
矯正するゴムも作って頂き使用しているけど、外せばまた戻る、本人が強く意識しないとなかなかすぐには直らないですね。
 
一番いいのはピアノを弾いていない時に親指の体操をすることかな。
 
手を和音を掴むようにやや広げて、手首の付け根から第2関節までを意識しながら広げたり戻したり、上げたり下げたり、グルグル回したりする動作を繰り返す。
 
第2関節だけを出そうとしないで、手首の付け根から第2関節までの間を引き出すイメージで。
 
たいてい第2関節を出そうとすると、第1関節に力が入って曲げてしまう人が多いけど、そこは自然に伸ばして指先には力を入れないように。
 
音を出している時だけが練習ではないのでね、地味ーな努力が必要だけど。。
 
マムシ指が直れば手首が頑張る必要もないので、直るのでしょうけど
 
なんとか手首の力だけでも先に抜かないと腱鞘炎になってしまいそう。
 
すでに沢山練習した日は左手首が痛い、というので危険です!
 
一度クセになってしまった弾き方を直すのは大変だし、弾き方を直すことばかりになってしまって、ピアノを嫌いになったら本末転倒だから難しいところ。
 
でも好きなピアノで腱鞘炎になってしまったら、もっと辛いからナチュラルな右手をお手本にして頑張って。
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