発表会選曲の基準
前回の記事の続きです
発表会の曲を選ぶ時に気をつけていること
1.生徒の長所を最大限に活かし短所が目立たない曲
2.2ヶ月で課題が克服できる程度のレベル
3.展開部のある曲 雰囲気が変わる→飽きない
4.昔からの発表会定番曲は極力避ける→聞き飽きているので普通に弾くだけでは上手く聞こえない
5.プログラム全体を見て作曲家の時代が重なり過ぎていない
ザッとこんな感じでしょうか。
そして曲によりけりで一概には言えませんが、時代別でもちょっとこんな事も考えます。
内観できる性格や考え方→バロック
テクニック&歌心のある→古典
歌心のある→ロマン
歌心よりテクニック→近現代
「明るく元気な曲を弾きたい」
と希望した子が指先が弱かったり、打鍵のスピードが足りなかったりすると悩みます。
そして一番悩むのは、
「有名な曲を弾きたい」子です。
それ程クラシックに詳しいわけではない子が、“有名”と言うのは果たしてどんな曲なのか…?
ピアノ曲を知らないお爺さんおばあちゃんにとっても有名な曲を希望してるのか、この“有名”に関しては、どう頑張っても、上記のような判断材料からかけ離れてしまうので、その子にあった曲を選ぶのが極めて困難です。
私的には発表会で弾く曲は、その曲を世の中(大袈裟だけど)の人たちに
「こんな素敵な曲があるのよ」
と、責任を持って紹介する代表者になってほしいから。
そう言う心構えで弾いてほしいから。
だから有名になればなるほどハードルが高い(私はね)。
でも子供の希望も叶えてあげたいので、現在まだ悩み中です。
ピアノ教室 メゾフォルテ