場数を踏む本当の意味は
コンクールや試験、試合など、場数を踏んだ方がいいですよね。
場数を踏めば緊張しなくなる、あるいは、過度の緊張がなくなり本領が発揮される、と考えるのが一般的だからです。
でもそこで大切なのは本番と本番の間にする内容だと思います。
だいたいのコンクールは予選や本選を2回、別会場でエントリーできるものが多いです。
親御さんは、こっちでダメでもあっちで合格するかも知れない、とか、1回目は緊張するだろうけど2回目はそれほどでもないだろう。
先生方も、会場により審査員が違うから評価も違ってくる、等の思いがあると思います。
でも私がそこで一番大切にしていることは、
1回目と2回目の短い期間 例えば1週間か2週間の間、あるいは予選と本選の間にどこまで修正できるか、なんです。
1回目で自分に足りなかったこと、失敗した箇所、あるいは審査員に指摘されたこと等を、短期間で修正することによって、初めて力が付きます。
これこそがコンクールを受ける醍醐味ですし、コンクールによって成長できる良さだと思ってます。
それが2回目に反映されればたとえ落ちても悔いは残らないはずです。
勿論反映されて合格するのが一番いいわけですが。
複数回受ける本当の意味や意義はここにあると思ってます。
これが場数を踏んでる人は強いよね、という本当の意味だと思います。
どうか次は本領発揮できるように祈ってます。
ピアノ教室 メゾフォルテ