チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と藤田真央
久しぶりにサントリーホールへ行きました。
チェコフィル管弦楽団と藤田真央くんの演奏です。
いつも2階席から舞台を眺めていましたが、今回は1階席のしかも中央、なんかいつものサントリーホールではない印象がしました。
木をふんだんに使った壁に包まれている感じとでもいうのかな、建物から出るオーラのようなものを感じ、それだけでも久しぶりに来れて良かったぁという気持ちで開演を待ちました。
ドヴォルザーク序曲「謝肉祭」OP.92
子供も楽しめる曲ですね。
特にパーカッションが楽しい!
誰でも知ってるトライアングルやタンバリンが、プロが演奏するとこんなにも効果があるんだって感じますよ。
遠近感もありながら曲全体の引き締め効果もあって耳だけじゃなくて目でも楽しみました。
ドヴォルザーク ピアノ協奏曲ト短調OP.33
藤田真央くんの演奏はいつもソロを聴いていたのでコンチェルトは初めて。
とても素晴らしかった!
オケに溶け込むような音でした。
ホルンと一緒の時はまるで斜がかかったようなホルン独特の音に。ピアノがホルン化しちゃったの?って感じる程ホルンの音に馴染んでとても心地よい。
チェロと一緒の時は厚みのある低音の柔らかい音にピアノが弦楽器のようになってチェロとアンサンブルする。
手を振り上げるような見た目のパフォーマンスは皆無でそれを全部音色の変化でみせてくれた藤田真央くんらしい演奏でした。
勿論チェコ管の演奏も素晴らしい!
弦楽器だけのパートから金管や木管が加わって、オケ全体が華やかなハーモニーに変化する様。
そこから超弱音まで。
そして演奏の最後の音からホールの残響が終わるまでの呼吸まで何か一緒に演奏している気分になれてとても楽しめました。
アンコール曲もよかったー!
素敵な夜をありがとうございました。
ピアノ教室 メゾフォルテ