ツェルニー30番 No.25 アドバイス
この春休み中になんとかツェルニー30番を終わらせたいと頑張っていたHちゃん、
やっと残すところ2曲となりました。
最後の方は変則的に進めてきたのであと25.23で終わりです。
ここまでくるとだいぶ変わりますね。
本人いわく「初めはツェルニー練習するのイヤだったんですが最近は楽しくなりました^_^」と
そうでしょう、ここまで音楽的に表現できるようになれば練習曲でも楽しいはず
私も嬉しいです。
そんなHちゃんですが何カ所かどーしても弾けない、という箇所があったのでそこを今日は皆さんとシェアしたいと思います。
ツェルニー30番の25番
まず下の写真の小節が弾きづらそうでした。
スタッカートにしなければ、という思いからでしょう、全体を均等に打ちつけてしまってました。
そこでもっとファ→レ→ミ→ド→レ→ファ→レを歌うようにその中でスタッカートの音の発音を少しはっきり歌うようにしてみて。
と言ったら機械的な弾き方からフレーズ感がでました。
ここは赤いシールの音程が広くなるから弾けないと言うので
青いシールの2音だけ弾いてもらいました。レファ 、ミソ です。運指も音程も一緒だよね、と。
赤いの音程だけ見れば確かに幅が広くなっているから拾えないかもしれないけど全体を見ればそう変わらないよ、と。
一つの側面から見ると難しそうに見える問題でも全体を見れば意外と簡単に解決できちゃうこともありますよね。
Hちゃんもなんなくクリア
最後にここは何回弾いてもできない、といったところ
ここは音はだんだん高くなるけどよく見ると緑と黄色では音の方向が変わっていますよね。こんな感じに
緑のラのときの手の甲の向きと黄色のレのときの手の甲の向きは違うよ、と言ってみたところ
Hちゃんは「はあ~」と大きく頷いてそのあと1発で弾けました^_^
Hちゃんが最近一番変わったところは鍵盤のできるだけそばから打鍵できるようになったこと
レガートができるようになったこと
この2つで音楽が大きく変わりました。
わたしも生徒も共に成長していけたらいいなぁと思っています。