退会希望者のその後
練習するのがイヤになってしまい辞めたいと言ってきた生徒さんに対して、習い事を辞めることが、あとあと負の思い出にならないように、辞め方と辞める時期を改めて設定してみませんか?という提案を書いたものでした。
そして昨日その生徒さんからお手紙をもらいました。
てっきり「さよなら」が書いてあるものと思って読んでみたのでビックリしました。
そこには箇条書きに4つのことが書いてありました。(以下 書き写しです)
1. ピアノのレッスンについて
練習はいやだったけど教室には行きたかった。
いままで通りにやりたい。
2. 毎日のピアノの練習について
つまらなかったからやめたいと思った。
理由 先にすすまず、ずっと同じ曲をやっていて
その曲にあきたから
3. これからどうしたいのか
やめたいと思っていた、
楽しくするほうほうがうかんだからやっぱりつづけたい。
ほうほうはとちゅうにマジマジマジカルジュエルをひく。
4. 先生にお願いしたいこと
やる気は出てきていますがほかにピアノを楽しくするほうほうはありませんか?
あったら教えてください。
いろいろわがままいってごめんなさい。
(以上)
わずか3年生でここまで自分の気持ちを冷静に分析できる賢さ、置かれた状況の中、なんとか今までのやり方を変えることによってそれを乗り越えようとするその姿勢に生きていく底力のような強さを感じました。
そして自分のできる事を考えた上で私にお願いをしてきた配慮は、もはや子供の域を超えていると。
何度も何度も読み返しました。
「ピアノを楽しくするほうほうはありませんか?」
大反省です。
本当にごめんなさい。
その場で思いつくことはいくつか提案してみました。
レッスンの途中でソルフェージュを入れること。
オーケストラの音楽に合わせて弾いてみる。
連弾をする。
教本の他に弾いてみたい曲を取り入れる。
他にもどんなことがあるか、どんな工夫ができるか考えてみますね。
そして
これからもどうぞ宜しくお願いします。Rちゃん^_^
ピアノ教室 メゾフォルテ