音階下降形のポイント
音階の下降形で気になることが二つあります。
親指から3の指や4の指へ移るとき、どうして親指を折りたたむようにして他の指を上からかぶせるようにするのですか?
そうしないと音が繋がらないからですか?
本当に折りたたまないと繋がりませんか?
親指の上にかぶせた方が弾きやすいですか?
百歩譲ってそうしたとして、折りたたんだ親指はそこからいつ出しますか?
ドシラソファミレド
ファで親指を使ったら次はドに間に合うように指を出せばいいのでしょうか?
上の写真は親指が弾き終わって次のミに行っているのにまだ親指は折りたたんだままです。
こうなっている方はたいてい親指が凄く硬いです。
なので反応も鈍くなってしまうし出る音質も硬い。
結果 粒も揃わないしレガートもかからなくなります。
親指の上に他の指をかぶせるようにしているので、その時だけ手首が上にあがって不安定になります。
できれば折りたたまないで弾けた方が楽なのです。
でもずっとそのやり方でやってきた生徒さんは、それに慣れてしまっているので無理だと言います。
そうは言いながら先日2週間かけて折りたたむ弾き方を変えてきてくれた中学生がいました。
ツェルニー40番だったんですが凄く弾きやすくなったと喜んでもらえました。
また親指から3や4に移る時に親指の上を半円を描くように大きく回す生徒さんがいます。
この指だけがハイタッチになってしまうと音質も変わってしまうし速いテンポの曲だと微妙に遅れる原因にもなりますね。
これもできれば低空飛行してもらいたいです。
ピアノ教室 メゾフォルテ