指替えの基本 応用 発展
子供の教材 バスティンのレベル4に出てくる指替え
3-1 初めて見る生徒はこれ何?って感じですが、ゆびをかえる と出てますね。
3の指で打鍵した後、親指に替えておくとそのまま一つのスラーが楽な運指で繋げて弾けるよー
っていうテクニックの導入ですね。
初めての子供でも3拍伸ばしている間にどうにかなるかな?
この教材は指替えの導入として親切に書いてくれていますが、なかなかこれ以上のレベルの教本になると書いていない場合の方が多いです。
そこで今私が練習している曲の中にもいくつか見つけたので書いておきます。
ラフマニノフプレリュードOP.32-12
左手 ラソー の運指
ラを2 ソを1にすれば写真のようにする必要はないけど反面 2から1へくぐらせなければいけません。
写真はそれを回避するための運指
どちらでもやりやすい方でいいのですが私は写真の方を選択しました。
これをもう少し応用させたのが次
もし余裕があれば重音どちらもした方がいいです。
どちらか一つしかできそうになかったら5-3 をしておくと なんと
次の小節の分散和音のレのシャープの所で待っていることができます。
運指一つであ〜らこんなに簡単に弾けるようになっちゃったパターンですね。
でもこれはたまたま同じ音だったからラッキーなパターンかな。
次は指替えを発展させた場合です。
左手 ドのシャープを3の指で、次のミを親指で打鍵すると同時に3の指は次に弾くラのシャープに移動して待っている。
弾く音の上にすでに指が置いてあるわけですからあわてずに綺麗な音が出せるはずです。
これは純粋な指替えではありませんが、指替えのテクニックが定着していれば容易にここまで発展させることもできます。
打鍵する前に指の準備ができているだけで劇的に次の音が変わります。
そしてテクニックも楽になり一石二鳥ですね。
楽譜には印刷されていない運指、少しでも自分で探せますように。
ピアノ教室 メゾフォルテ