アルペジオの見方
昨日、小学校の卒業式で伴奏をしたMちゃん
音楽の先生に
「最後のアルペジオはどんなふうに弾いたら綺麗か考えてきて、って言われたんですが、どーしたらいいですか?」
おっ 音楽の先生、さすがいい問題を投げかけてくれました。
というのはMちゃんは低い音から高い音へ順番に弾くことに終始していたからです。
こちら卒業式定番の「旅立ちの日に」の最後の所です。
アルペジオは低音から高音へ順番に弾くのは勿論なんですが、音を縦に積み上げるという発想より横繋がりを意識した方が流れが出ます。
この曲はB Dur なので、右手のラの音はどこへ行きたいかというと、左手の親指のシのフラットですね。
下から上に順番に7つの音を弾くという意識から、ラ→シ へ レガートで繋げよう
そしてそうなって聞こえるために本当の意味でのレガートになっているかな。
全体の音のバランスはどうしたらよいかな。
ラからシへ音楽が解決すると音楽の先生の問題もめでたし解決ってわけです。
昨日の伴奏もうまくいきMちゃんご卒業おめでとう
今どきの小学生らしく袴がお似合いでした
そしてこちらはギロック 「人魚のうた」A Dur
昨日のレッスンだったので載せます。
右手のミ→レ→ド
左手のファ→ファ→ミ
決してアクセントをつけるわけでも強くするわけでもないのですが音が横繋がりになっているかどうかを意識する所から始めてみると今までとは違ったアルペジオに仕上がるはずです。
ピアノ教室 メゾフォルテ