メトロノームを使う時は
こちらは速い曲を希望した生徒さんの曲、ギロックの「はちどり」

テクニカルな曲はどうしても粒が揃って、テンポが安定しないと聞き映えしません。
そこでメトロノームを使いますが、私は可能な限り、♩=100 ならば ♪=200 にして倍に細かくとります。
その方が裏拍も正確に合わせられるし、ずれている箇所も発見しやすいので。
そして
1拍づつ止めて確認し、その1拍ができなければ、2拍目には進みません。
1拍づつ進むときは必ず2拍目の頭の音まで弾き、そこで止めてもらいます。
出だしの1拍目のタッチ(この場合16分の4つ)の仕方が統一され、粒が揃ったら初めて2拍目に進めます。
単に速度が合ってるだけではダメです。
問題はタッチが揃うこと。
どの指も同じタッチができているかは先生が判断しどの指がどうだったか生徒に伝えます。
最初は自覚がない生徒もだんだん自分で判断できるようになります。
出だしから2拍目を練習する時は3拍目の頭の音、上記の黄色のドットまで弾いて止めます。
それを何回も弾き合格したらやっと4拍目の頭まで弾ける。
この繰り返しで上記のドットごとに止めて、ようやく1フレーズ完成です。
このやり方を覚えて家でもやってもらいます。
私も自分の練習曲(今はラフマニノフ)でも同じようにしてます。
書いて説明すると凄くめんどくさく感じますが、慣れればザーッとメトロノームに合わせて弾く何倍もの効果があります。
ピアノ教室 メゾフォルテ