ピアノに繋がる鉛筆の持ち方
昨年の秋に未就学児さんの体験レッスンが続き、新たに数名の園児さんを迎えました。
年少、年中、年長さん共に、音符に見立てたシールを貼る作業から鉛筆をもって丸を描く所に入っています。
子供たちは皆鉛筆を持ち始めたばかりなので、正しい持ち方に悪戦苦闘中です。
親指と人差し指で鉛筆をつまむように持つのですが、この「つまむ」というのが難しいようです。
ここはピアノを弾く打鍵の仕方にも繋がるので、時間をかけても正しく持てるようにしたいですね。
先日ホームセンターに行ったら2本の指でつまめるような補助器具がありました。
「もちかたくん」というもので右手用と左手用があります。
最近はなんでもあるんですねー。便利だわ。
で、早速使ってもらった写真です。
穴を鉛筆に通して、親指と人差し指を乗せる所に置きます。
一見できているようですが、私が親指の爪に線を描きましたが、机の表面に向かって斜めに入っていますよね。
もう少し机と平行ぐらいに寝かせるといいですね。
親指でピアノを弾く時も同じです。
突き刺したようには弾きませんものね。
そしてもっと大切なのが人差し指
第一関節が思いっきりつぶれています!
これに慣れてしまうとピアノの時もこうなってしまいます。
ピアノの時だけはつぶさないでね、と言っても無理ですよね。
だから鉛筆の持ち始めから直していますよ。
「もちかたくん」の他にも下記のようなサック(鉛筆に装着)もありました。
この生徒さんはこのサックの形状の方が使いやすいとは言っていましたが、いずれにせよ、人差し指の関節をつぶすかどうかは本人の注意次第なので、補助器具有無にかかわらず気をつけてね。
「つまむ」という弾き方は、2度の音程(例ドとレ)を同時に弾く時にも必ずイメージしてもらっている弾き方です。
皆さんドとレを押す、と思っていらっしゃるけど
「ドとレの上に枝豆が乗っててそれを2本の指で「つまむ」ように弾くようにイメージしてね」
というと綺麗な音が出せます。
「ドとレの上に枝豆が乗っててそれを2本の指で「つまむ」ように弾くようにイメージしてね」
というと綺麗な音が出せます。
幼い子は語彙力も少ないし、幼児さんの想像できる範囲内で例えてあげないと音には繋がらないので、ちょっと大変ですが楽しくレッスンしています。
ピアノ教室 メゾフォルテ