【ピアノコンクール】安定感は強み
ピアノのコンクールを控えた生徒さんには、通常のレッスンとは別に練習動画を送ってもらっています。
日々変わってしまう演奏を、日毎に細かくチェックすることは、本番前には必須だと思ってます。
私が送られてきた練習動画にアドバイスを返信した所、お母様から
「なかなか直らなくてすみません」
と返信が来ました。
謝らなくていいのですよ。
ピアノはナマモノですから。
一瞬で直っても、次の瞬間また元に戻ってしまうなんてことは、日常茶飯事。
私だってイヤというほど経験してきました。
だから、そんなことで生徒さんを否定したり責めたりなんてしません。
むしろ、行ったら来たりを繰り返してよく頑張っているのですから。
ただコンクールというものは、どんなコンディションの時も(身体や楽器)、出来栄えにある程度の誤差はあっても、毎回合格ラインは越えている所にいなくてはなりません。
どんな時も合格ラインを越えた中での安定感が必要です。
出来栄えに誤差が大きければ大きい程、合格の確率は減りますから。
文字に起こしてみると至極当たり前のことです。
でも、コンクールを受けてみて初めて実感することでもあります。
難しいようですが、実感できればそれはその人の「強み」になります。
合格ラインまで努力してあとは淡々と維持させるだけです。
今、ピティナコンペの予選が各地で行われています。
暑い中皆さん、本当に頑張っていらっしゃる。
あと一息、後悔のないように。
当日、晴れやかな気持ちで舞台に立てることを祈ってます。
ピアノ教室 メゾフォルテ